鉄道ピクトリアル447号(昭和60年5月号)にDF50の保存車を紹介された記事があり、
その中にDF50の車輪が保存されているのをご存知である方もいらっしゃると思います。
その当時より気になっていたのですが、ようやく保存場所を訪問することができました。
一応、M車である537号機の車輪であるそうで、
多度津工場の刻印から、その証明を掴む手掛かりがあったのだが、
今回の訪問では、その刻印には気づきませんでした。
保存場所に関しては私有地内でもあり、当サイトでは公開していませんが、
詳しくは鉄道ピクトリアル447号を参照してください。
保存場所の某学校は夏休みでもあり、撮影許可を願うと快く受付けてくださいました。
また、他の場所にもDF50の車輪ではないかと思われる報告があり、
早速現地調査でその真偽を確かめに行ってきました。
537号機の前輪とされるDF50の車輪。
現在は設置当時と違う場所に移動している。
DF50の車輪はすべて動輪、つりかけ式の大きなギヤが目立つ。
設置当時は「DL50」と書かれていたが、
現在では正しく修復されているのがうれしい。
立看板が植木で隠れてしまっているのがちょっと残念。
車輪にはJISコードの刻印があり、
その後ろに、うっすらとTDの刻印がある。
この撮影時点では気づかず、読み取れる画像もなかった。
敷地外よりこの車輪の存在は確認できるが、
詳細な撮影は敷地内でないと不可能です。
撮影される場合は不審人物と間違われないよう許可を得てお願いいたします。
2009年4月 記
2016年11月 再編
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記憶のDF50