四国からDF50が引退を迫られた頃、
ナンバーや製造銘板の盗難が発生すると言う事態が続出、
高松運転所では見学禁止と言う事態まで発展しました。
各番号欄でも記載していますが、盗難疑惑の車両をまとめてみました。
私が確認した物以外にも、多度津や阿波池田の留置などで
盗難に陥った車両があるかも知れません。
盗難が発生する前は、ナンバー・製造銘板は取り付けたまま廃車回送され留置されていましたが、
盗難多発後はナンバー・製造銘板は取り外して回送され、
取り外した製造銘板の部分には、「ドロボー君ゴメン 取り外し済み 検一」
と書かれたものが大部分であった。
(表1)
番号 | 盗難疑惑品 | 盗難疑惑側 | 盗難疑惑確認日 |
---|---|---|---|
1 | 製造銘板 | 瀬戸内側 | 昭和58年7月下旬頃 |
31 | ナンバー | 瀬戸内側 | 昭和57年5月 |
38 | ナンバー | 瀬戸内側 | 昭和57年7月25日 |
44 | ナンバー | 太平洋側 | 昭和58年7月31日 |
55 | ナンバー | 太平洋側 | 昭和57年4月4日 |
59 | ナンバー | 太平洋側 | 昭和58年3月4日 |
62 | ナンバーと製造銘板 | 太平洋側 | 昭和58年8月28日 |
(表2)
番号 | 盗難疑惑後の処理 | その他 |
---|---|---|
1 | 「秘境号」運転接近の為、急遽鋳造、再取り付け | 注1 |
31 | 白ペンキ化、昭和57年10月4日の全検出場時に再取り付け | 友人による情報 注2 |
38 | 白ペンキ化、そのまま廃車 | |
44 | 白ペンキ化、そのまま廃車 | 昭和58年4月24日では取付け確認済み |
55 | 白ペンキ化、昭和57年11月19日に再取り付け確認 | |
59 | 白ペンキ化、そのまま廃車 | 昭和57年12月18日では取付け確認済み |
62 | 対応なし? | 疑惑確認後の実車との遭遇なし |
注1 DF501号機の製造銘板の盗難は事実確認済み。
注2 レイルロード社 Vol.4 60頁に写真掲載あり。
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記憶のDF50