今回訪れたのは、東かがわ市にある「鉄道資料館」であり、
昭和50年にSLが保存されている場所なので訪問された方も多いと思われます。
鉄道関連が保存されている経緯は、
第7代国鉄総裁・藤井松太郎氏が旧福栄村(現・東かがわ市)で幼少期を過ごしていたとの事。
「鉄道資料館」がある場所は、旧白鳥町立福栄小学校があった場所で、
昭和55年年4月に鉄筋三階建て新校舎が落成され移転、(向かい側に建設)
現在は「なかよし広場」として整備されている。
なかよし広場にある「鉄道資料館」全景。
車輪以外に、小型移動機や鉄道部品も展示。
資料館の中には、通票閉塞器やDF50の部品と思われる物もある。
これがDF50の物と思われる動輪。
確かに、某所にある物と見た目は一致している。
この「鉄道資料館」は、昭和53年3月20日に完成したそうだ。
昭和53年に完成とは思えない、とてもきれいに整備されています。
到着後、早速調査開始。
DF50の車輪は直径1000o。
軸の影響でメジャーでは正確に計測できないが、ほぼ1000oヒット。
DF50の車輪のギア枚数は72枚。
さすがに車輪のギア枚数を一気に計測するのは無謀と思い、
あらかじめ大型の洗濯バサミを用意して目印に。
20枚のくくりで取り付け、最後に12枚残りました。
ギア側のJISコード刻印と多度津工場刻印。
昭和48年5月に製造され、多度津工場にて9月に交換されている。
これでDF50の車輪であることは確実となった。
ギヤ側の反対側の刻印。
溶解番号以外は当然同じ番号です。
DF50の車輪がまだほかにも保存されていたのには大変驚きです。
しかも、某所より早く保存されていた事になります。
意外と四国以外にもDF50の車輪が保存されているかもしれませんね。
2016年11月 記
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記憶のDF50