四国の吊り下げサボ

    国鉄末期、四国では吊り下げサボを大量に放出しており、

    高松駅構内KIOSKでも常備販売していた時がありました。

    所有の吊り下げサボはそんな時代に購入してもので、

    今流行のオークション等で購入した物はありません。

    DF50が牽引していた客車に取り付けられていたサボもあり、大切に保管しています。

    国鉄時代の四国の行き先サボは線区別に色分けされており、

    青板:予讃線・内子線・徳島線・小松島線・鍛冶屋原線

    橙板:土讃線・中村線・鳴門線

    緑板:高徳線・牟岐線・予土線

    となっており、何時頃から色分けされたのかは不明です。(注:下記追記)

    (2線にまたがる車両運用の場合はどちらかの色を使用。)

    昭和52年10月(53・10 改正ではない)より色分けされたDC急行のHMも、

    このサボの色分けをもとに色別表示されました。

    余談ですが、四国の色分けHMは全ての列車に移行した訳ではなく、

    一部の列車(いよ・うわじま・阿波・むろと)では旧マークで運転されていた。

    これは、日めくり式のHMが色分けに対応できていなかったので、

    車両運用の都合上、日めくり式で運転されていた列車は、

    しばらくの間は旧マークで運転されていた。

    (全列車移行完了日は不明。)


    <2022・12・08追記>

    2022年(令和4年)11月23日付、朝日新聞(四国4県地方面)に、

    四国のサボが色分け化した経緯が掲載されてある。

    ただ、HMについての記述には不可解な点が多い。

    四国では客車時代からテールマークがあるし、

    1958年登場の準急「やしま」にもHMは既に存在している。

    四国のHMに関する記述は後日公開予定。


    各サボの画像解説は、昭和50年代のDF50が活躍していた頃の列車で考察しております。


    高松から予讃本線方面(青板)
        高松行   多度津行
        高松行  伊予三島行
        高松行  伊予西条行
        高松行   今治行
        高松行   松山行
        高松行   八幡浜行
        高松行   宇和島行
      高松⇔多度津  多度津⇔高松
      高松⇔松山  松山⇔高松
    多度津⇔伊予三島伊予三島⇔多度津
      新居浜⇔松山  松山⇔新居浜
       多度津行   伊予西条行
       伊予西条行    松山行
       伊予西条行   伊予市行
       伊予西條行   八幡浜行

    高松から土讃本線方面(橙板)
       高松行    琴平行
       高松行    高知行
       高松行    須ア行
       多度津行    琴平行
      高松⇔琴平  多度津⇔琴平
    高松⇔阿波池田多度津⇔阿波池田
    阿波池田⇔高松阿波池田⇔多度津
      高松⇔高知   高知⇔高松
      高松⇔須ア   須ア⇔高松
      阿波池田行    高知行
       高知行    伊野行
       高知行    須ア行

    高松から高徳本線方面(緑板)
    高松⇔讃岐津田讃岐津田⇔高松
    高松⇔三本松
    高松⇔徳島
    高松⇔引田
    高松⇔徳島

    徳島から徳島本線方面(青板)
    徳島行
    川田行
    徳島行
    穴吹行

    四国の差込み行先板も見る。



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    (記憶のDF50)


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